台湾土産にもオススメ!私の一押しの台湾ローカル食品【沙琪瑪・龍眼・葵瓜子・燕麥堅果飲】

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前回の記事までは(自宅で台湾の味を再現!お土産にもオススメ・台湾のスーパーで買えるイチオシ調味料②)、私の愛用している台湾調味料を紹介してきましたが、今回は私の一押しの台湾のローカルな食品を紹介したいと思います。どれも台湾の地元のスーパーで購入して日本に持って帰ってきたものです。今回紹介するものを知っていれば、台湾人にもかなりの台湾通だと思われるはずです。現に私は「好きなものがローカルすぎて渋い」と台湾人に笑われながら喜ばれました。自分用だけでなくお土産としてもオススメなので、ぜひ台湾でのお土産選びの参考にもしてみてください。

1. 沙琪瑪

沙琪瑪は中華圏で広く食べられている伝統的なお菓子で、小麦粉と卵をふくらし粉でふくらませ、軽く油で揚げて砂糖を絡めた、ふんわりとした食感の揚げ菓子です。台湾では、スーパーでもコンビニでもよく見かけます。見た目は日本の東京浅草のお土産で有名な雷おこしに似ていますが、似ているのは見た目だけで、食べてみると食感も味も全く違います。甘さは控えめの素朴な味わいで、シリアルのようにサクサクしているわけではなく、ふんわりと柔らかくてしっとりした食感です。どこか懐かしさのある卵風味の優しい味で、お茶にも紅茶にもコーヒーにも合います。ふわふわとした塊を噛みしめると、ジュワッと砂糖の蜜と油が口の中に溶け出します。

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私が初めて沙琪瑪を食べた時にまず思い浮かんだのが、アメリカのライスクリスピーです。ライスクリスピーを食べたことがある方は分かるかと思いますが、かぶりついた時のふんわりしっとりした食感がよく似ています。ちなみにライスクリスピーとは、ケロッグ社から出ているお米のシリアルのライスクリスピーに、熱したバターとマシュマロを絡めて冷やし固めた、アメリカで主に子供に人気のお菓子です。オーブンを使わずに安くて簡単にたくさん作れるので、小さい頃はよく手作りして食べていた懐かしいおやつです。

沙琪瑪はだいたいこのように潰れないためにプラスチック製の箱に入っており、一つずつ個包装されているので、ばら撒き土産としてもオススメです。これは一番シンプルなものでレーズンが所々に(一個に一粒ぐらい)入っていますが、他にもドライフルーツやカボチャの種などのナッツが混ぜ込んであるものもあります。

2. 龍眼

日本語ではリュウガン、台湾華語では龍眼と呼ばれ、漢方処方では医薬品としても用いられる龍眼は、生のフルーツとしてもドライフルーツとしても美味しいです。7~9月頃に市場などでよく見かけることのできる、見た目も味も食感も楽しいフルーツです。「龍の眼」といかにも強そうな字面ですが、実際にはライチをひとまわり小さくしたようなコロンとした丸い見た目で、乳白色の果肉の中に大きな黒い種が透けて見えることから「まるで龍の眼みたい」ということでこの名前が付きました。

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食べ方は至って簡単で、ライチのように殻をパカッと指で割ってそのまま食べます。ライチの外皮はゴツゴツしていますが、龍眼は比較的スベスベで、外皮の色も違うので、店頭に並んでいる時は見た目が異なりますが、皮をむくとウリふたつです。食べることのできる果肉部分は龍眼の方がやや少ないです。

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龍眼の旬は夏ですが、その他の季節にも「龍眼乾・龍眼肉」として楽しむことができます。生だとみずみずしくさっぱりした味わいの龍眼ですが、長時間燃える龍眼の木を使って殻のまま燻して干した龍眼乾(ドライリュウガン)は、ぎゅっと濃縮された濃厚な甘さになります。甘みと風味が深みを増した龍眼乾は、台湾茶との相性も良いです。殻を割ると大きめの黒い種があり、種の周りに薄くへばりつくように果肉が付いています。

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甘くてお茶のような独特な風味があり、お茶請けとしても人気の龍眼乾ですが、中医学では補血薬に分類されており、滋養強壮や免疫力を高める効果のある漢方薬としても使われています。穏やかな精神安定作用など現代人に嬉しい効能が多く、貧血傾向や病後や産後といった、気力や体力が弱っている時の回復に用いられることが多く、老若男女問わずおすすめの食材です。濃厚な味わいで、甘いものが欲しい時につまむと気持ちが満たされて落ち着きます。私はおやつ代わりにつまむことが多いです。

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また、龍眼は「桂圓」と名前を変えて、様々な台湾スイーツに使われています。パンに龍眼を練り込んだ桂圓麺包(リュウガンパン)や桂圓湯(リュウガンスープ)は、台湾で身近に楽しむことができる龍眼のスイーツです。さらに台湾のスーパーには、日本では見かけることなない「龍眼蜂蜜」が必ずと言っていいほど売っています。これは台湾では定番の蜂蜜で、龍眼の木の下に巣を構える蜂たちが龍眼の花から集めてきた蜜です。デトックスやアンチエイジングに効果があると言われる龍眼蜂蜜は、台湾土産としてもオススメです。

3. 葵瓜子

私が台湾ですっかりはまったのが、この葵瓜子(ひまわりの種)です。瓜子とは、ひまわりや瓜系やカボチャなどの種を炒って美味しく味付けしたもので、中でも葵瓜子は台湾では日常的に食べられています。お茶のお供に、暇つぶしに、また旧正月などみんなが集まる憩いの場には必ずと言っていいほど、あらゆる場面で登場します。たまに露店や屋台で店番している年配の方が食べていたり、中国ドラマでも登場人物が食べているのを見たことがあるかもしれません。

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葵瓜子にはイメージ通り、黒と白の縞模様の殻がついています。この殻は硬くて食べられないので、剥かなければなりません。食べやすさで選ぶなら、すでに殻がない剥き身がおすすめですが、一つ一つ殻を剥く手間がある殻つきは栄養価の損失が少なく、また剥く手間が必要な分、食べ過ぎを制限しやすいというメリットもあります。最初は殻を剥くのがちょっと大変ですが、食べていくうちに慣れてきます。この殻を剥くのが上達するのも、醍醐味の1つとして楽しむことができて面白いです。

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葵瓜子は海外ではメジャーなおやつで、栄養が豊富なことから注目されていますが、中でも健康と美容をサポートしてくれるミネラル類・ビタミンE・葉酸・ビオチンの秀でた含有量を持つことで有名です。美味しく気軽に栄養素が摂取できるので、毎日少しづつ食べるのにぴったりのお茶請けです。クリーミーなナッツ感が手が止まらなくなる美味しさで、私は映画鑑賞する時に食べることが多いのですが、いつも気づいたら目の前に大量の殻の山が出来上がっています。

軽く塩で味付けされたものが定番ですが、中には様々なアレンジの味付けをしたものもあり、ハチミツやキャラメルや花椒(山椒のようなスパイス)や八角など、スーパーでは色んな種類が並んでいます。この商品は、塩と甘草由来のほんのりとした甘みで味付けされていて、八角の欠片がそのまま一緒に袋に入っていて、私のような八角好きにはたまらない美味しさです。葵瓜子は中国産のものが多いですが、台湾人も国産商品を好んで食べるようで、台湾産とパッケージに表示された商品が人気です。

ちなみに最近はマナーが良くなったので見かけることはないですが、昔の中国では電車の中でもお店の中でも道路でも、所構わず葵瓜子を食べては殻をポイ捨てしていた光景がよく見られたそうです。電車の床が葵瓜子の殻だらけでびっくり、なんてこともあったそうです。それぐらい葵瓜子は日常生活に浸透しているローカルな食品なのです。

4. 燕麥堅果飲

台湾と言えばお粥の朝ごはんのイメージがあるかと思いますが、実は家ではお粥よりもオートミールを食べることの方が多く、台湾でのキッチンにはいつもオートミールの大きな缶が置いてありました。お湯や牛乳を加えてすぐに食べられて便利な上に、バランス良く栄養を摂ることができて腹持ちもよく、健康志向の台湾人の定番の朝ごはんの一つです。台湾のスーパーには色んな種類のオートミールやナッツを含んだドリンクや粉末飲料が販売されています。

こちらは私の愛飲しているオートミールドリンクです。オートミールと言えば、以前にも紹介した【桂格(QUAKER)】のブランド(詳しくは台湾のコンビニ紹介①植物性ミルクのコンビニドリンクがすごい!【豆漿・米漿・燕麥奶】で紹介しています)が有名どころですが、この【Viva萬歲牌】はナッツ類で有名な食品メーカーで、燕麥堅果飲(オートミールナッツドリンク)も色んな種類が販売されています。中でも私のオススメは、この「全天然無加糖 黒穀藜麥」という味です。

裏の原材料欄を見てみると、こちらはオートミール、黒豆、大豆、古代米、キヌア、ハトムギ、アーモンド、ゴマ、抹茶パウダーなどが入っています。抹茶パウダーが入っているため、粉は淡い緑色です。袋を開けると、ゴマときな粉の香ばしい香りがふわっと広がります。コップに一袋を入れて、180ccのお水かお湯、もしくは牛乳や豆乳を注いでよく混ぜるだけで出来上がりです。お湯の方が溶けやすいですが、冷たいお水でも大丈夫です。夏は冷たい牛乳やヨーグルトなどで割ってスムージーやシェイクに、冬はお湯や温めた牛乳で作ると、身体に優しいホットドリンクになります。私は温めた黑豆漿(黒豆豆乳)に混ぜて飲むのが好きです。更にそこにスライスした完熟バナナを加えて、仕上げにシナモンパウダーを一振りすれば、栄養満点の朝ごはんの完成です。

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ナッツや穀類は細かく粉砕されているので、見た目にはゴロゴロ入っているわけではないですが、ほのかなナッツ感が香ばしく、日本人の口にもすごく合います。冷たく飲むとやや粉っぽさが残りますが、サラッとした滑らかな口当たりとごく自然な甘さが飲みやすいです。もう少しとろみを付けて飲み応えが欲しい場合は、私のように割るものを豆乳や牛乳にしたり、オートミールやシリアルを更に加えたり、スライスした完熟バナナを入れて軽く潰して食べると、甘味がプラスされて満足感も増します。

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全ての素材が無添加の天然由来で、人工化学添加物や防腐剤も未使用、高タンパクで低カロリーなので、健康を意識している人には超オススメです。一杯だけでも満足感があり、ささっと作れて飲めるので、調理する時間のない忙しい朝ごはんや、移動が多い人の栄養補給としても便利です。穀物を丸ごと粉末にしているので、全ての栄養素を余すことなく摂ることができます。タンパク質を更に補いたい場合は、プロテインと一緒にシェイカーで混ぜて飲むのもオススメです。

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台湾のスーパーの棚には色んな種類のオートミールドリンクが並んでいるので、ぜひ好みのメーカーのものを探してみてください。ベースの味に合わせて配合する穀物の種類や割合が変えてあるので、自分の体調や悩みに合わせて味を選ぶことができて楽しいです。1袋は大体100元(=約300円)前後で10食入りなので、毎朝これだけの種類の健康食材をバランス良く取り入れるには、とてもお得です。1食分の大きさはコーンスープのパックと同じくらいの大きさで、1食ずつ丁寧に内側がアルミ加工されたしっかりした小分け袋に入っているので、台湾旅行のばらまき用土産としてもおすすめです。

いかがでしたでしょうか。紹介したものは全て、私が実際に台湾で買って持ち帰ってきたものなので、かなりローカル感の漂う食品ばかりですが、どれも自信を持ってオススメします。是非台湾でお土産を探す際には、地元のスーパーにも立ち寄ってみてください。