本当に美味しい台湾の屋台グルメ!夜市で食べ歩きたいディープな台湾グルメ①

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美食の国として多くの外国人観光客をも魅了してやまない台湾ですが、様々な台湾グルメを一度に堪能できる場所と言えば、台湾ならではのバラエティ豊かなグルメの屋台が並ぶ夜市が欠かせません。すでに台湾グルメとして日本でも名前が知られているものもありますが、それはほんの一部のことで、実際に台湾の夜市に行くと、日本では見かけないような面白い食べ物がたくさん売っています。屋台の名前からは一体どんな食べ物なのか想像できない、どれが日本人の口にも合う本当に美味しいメニューか分からない、といざ夜市に行ってみると、あまりの選択肢の多さに戸惑ってしまう方も多いはずです。

夜市の定番の屋台グルメについては以前にも台湾の絶品グルメ ① 夜市編で紹介しましたが、今回は台湾に在住していた頃によく食べていたローカルグルメを中心に、よりディープな内容になっています。美味しそうな匂いのするグルメの屋台が並び、毎日お祭りのような雰囲気の夜市。どこの夜市もだいたいピーク時間は18時から20時、特に休日の前日と休日は多くの人で賑わいます。

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「台湾で一番好きな夜市は?」ともし聞かれたら、私は迷わず「精誠夜市(高賽夜市)」と答えます。私が台湾で在住していた彰化にあり、観光客よりも地元民が多く訪れる夜市でそこそこの規模があり、何より値段が安くて美味しいグルメが揃っているからです。精誠夜市は毎週決まった曜日にのみ開催され、普段は閑散としている駐車場の広い敷地に、開催日になるとあちこちから移動販売車が集まり、電灯のついた看板の屋台が軒を並べる光景は、まさに圧巻です。

台湾のローカルな雰囲気を味わいたい方には、いわゆる観光ブックに載るような有名どころよりも、精誠夜市のように少し都心部から離れた夜市を探して行くのをオススメします。この記事では、私が主に精誠夜市を訪れた中で「これは美味しい!」と感じた夜市グルメや、日本人だけで訪れてたら注文しないであろう、地元民の愛するディープな台湾グルメを紹介します。これを知っておけば、あなたもかなりの夜市グルメのツウです!

1. 牛排

台湾に行ったことのある方は「〇〇牛排」という店名のお店を見かけたことがあるかと思います。夜市に行くとこの名前のお店が結構ありますが、牛排とは牛ステーキのことです。台湾の夜市に来てわざわざ牛排を食べるの?とスルーしがちですが、かく言う私も最初の頃は同じような考えから、夜市で牛排の屋台を見かけても食べることはありませんでした。ところがある時に、台湾人に「夜市に行くなら牛排を食べよう!」と言われて一緒に食べてみたところ、なんで今まで食べてこなかったのだろうと後悔させられるほど美味しくて、しかも驚くほど安くて衝撃を受けました。

というわけで、まず一つ目にオススメしたいローカルな夜市グルメは牛排です。メニューは看板に書いてある通り、牛排(牛肉ステーキ)、豬排(豚肉ステーキ)、雞腿排(鶏肉ステーキ)、厚片牛排(厚切りステーキ)、雙拼排(2種類コンボ)です。屋台の側にテーブルとベンチがあるので、空いている席に着くと店員さんがすぐにオーダーを取りに来てくれます。

店頭ではオーダーが入る度に次々と豪快に生肉の塊を熱々の鉄板にのせて焼いていきます。小さな身体のおばあちゃんが大きな鉄板を前にトングを使って豪快に牛排を次々と焼き上げていく姿は、まさに迫力満点です。付け合わせの鐵板麵(鉄板焼き麺)とトッピングのソースも大きな鍋に準備されており、絶え間なく入るお客さんのオーダーを手際良く捌いていきます。牛排にかけるソースの種類はだいたいのお店で選ぶことができ、定番は辛口の黑胡椒(黒コショウ)、甘辛の蘑菇醬(キノコソース)、綜合醬(ミックス)です。ここはオーダーの時に何も聞かれなかったので、どうやら種類は一択のようです。

オーダーして数分後には出来立てのステーキが運ばれてきました。熱々の鉄板の上には、山盛りのマカロニ、ニンジンやグリンピースのベジタブルミックス、その上に甘辛いソースをかけられたステーキ、更には半熟の目玉焼きのトッピング。このボリュームで130元(=約390円)だなんて、驚愕の安さです。

ステーキがジュージューと美味しそうな音を立てて、胡椒の香りが食欲をそそります。半熟の目玉焼きもついてテンションの上がるビジュアルです。焼き立てのお肉はとても柔らかくてジューシーで、夜市の屋台とは思えない本格的な焼き加減です。ピリッと胡椒のきいたソースも良いアクセントになっています。半熟の目玉焼きの黄身と絡めながら食べると、最高に美味しいです。付け合わせの麺はマカロニもしくはパスタ麺から選ぶことができ、ほとんどの人が定番のパスタ麺を注文していました。お肉の側に上品に添えてあるような感じでは全くなく、お肉の下にこれでもかと山盛りになっています。この麺が予想外に結構な量なので、周りは友達や家族でシェアして食べている人も多かったです。他の店舗で購入した食べ物も同じテーブルで一緒に食べることができるみたいなので、小さな持ち寄りパーティーみたいになっているテーブルも多いです(ただし、暗黙のルールがみたいなものがあることが多いので、常識の範囲内でマナーは守って楽しみましょう)。

更にここは、スープとドリンクもセルフサービスで飲み放題です。スープはコーンポタージュ、飲み物は甘い紅茶です。コーンポタージュはこってりと濃厚で、写真では沈んで見えませんがコーンもちゃんと入っています。子供が好きな超甘口なのですが、これが不思議とスパイシーなステーキとの相性が良いのです。ステーキが焼き上がるのを待ちながら、この甘いコーンスープを飲むのがツウです。台湾ステーキ店では、なぜかこの飲み放題のコーンポタージュと甘い紅茶が定番です。

観光ガイドブックではあまり取り上げられませんが、台湾には夜市だけでなく、このような「〇〇牛排」という名の牛排の専門店がたくさんあります。安くて本格的なステーキが手軽に食べられる、ボリューム満点の意外な台湾グルメです。高級店でも有名店でもなく、夜市にある台湾ステーキを食べるのが台湾の地元民の楽しみ方ですので、ぜひ一度味わってみてください。

2. 蚵仔煎

蚵仔煎は台湾のB級グルメとしてガイドブックにもよく登場しますが、夜市で一度は絶対に食べるべきグルメの一つです。蚵仔は牡蠣のことで、簡単に言うと牡蠣の台湾風オムレツです。小麦粉や片栗粉を混ぜた生地の上に、刻んだネギとたっぷりの牡蠣を乗せて鉄板で焼きあげます。焼き上がったら、上から甘いソースをかけて食べるのですが、中にゴロゴロと入っている牡蠣がプリプリでとてもジューシーです。

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お店によって生地の材料や具材の内容が違ったり、焼いたり揚げたりと調理方法も様々なので、ぜひ色んなお店の蚵仔煎を食べ歩きしてみてください。写真の蚵仔煎は、油を並々と引いた深いフライパンで、一つずつ丁寧に揚げるようにしてカリッと焼き上げてくれました。台湾屋台グルメの王様とも呼べる蚵仔煎、台湾に来たら必ず食べてほしい一品です。

3. 鹽水雞

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鹽水雞は、お肉や野菜をさっぱりと食べたい方におすすめのグルメです。鶏肉や野菜などの食材を塩ダレで和えて調理してもらう、どこの夜市でも一店舗は見かけることができる定番のおつまみグルメです。屋台のショーケースの中には、このように鶏肉を中心に様々な野菜やキノコがきれいに陳列されています。オーダーの仕方は簡単で、好きな食材を自分でトングで取ってカゴに入れていき、取り終わったらお店の人に手渡します。そうすると、お店の人が食材を大きな包丁でガシガシと食べやすい大きさに粗く刻み、塩ダレに浸けたり様々な調味料と和えて調理してくれます。一口サイズにカットされた具材は満遍なくしっかりと味付けがされて美味しいです。

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鶏肉の部位はモモ肉以外にも、ボンジリやキンカンなども選ぶことができます。野菜はキャベツ、キュウリ、ブロッコリー、エリンギ、キクラゲが個人的にはおすすめです。味付けするタイミングで辛さを聞かれますが、全く辛くない不辣から始まり、不辣<微辣<小辣<中辣<大辣の順で辛くなります。辛さが調節出来るお店では使える単語ですので、覚えておくと便利です。ちなみに小辣でも結構辛い料理の場合もあるため、 私は微辣〜小辣を注文することが多いです。

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オーダーに応じて辛さや塩加減を調節しながら、様々な調味料や胡椒をボウルに投入し、激しくかき混ぜて出来上がったものをビニール袋に入れてくれます。竹串を添えてくれるので、袋からそのまま竹串で突きながら食べるのが乙です。味は塩胡椒の味がベースで、ニンニクや様々な調味料が複雑に絡み合い、ビールとの相性も抜群のピリ辛味です。鶏肉は程よく脂がのっていて柔らかく、キャベツとキュウリなどの野菜はシャキシャキとした歯応えで絶品です。元から冷たいので時間が経っても美味しいので、旅行者の方はホテルに持ち帰ってホテル飲みのおつまみにもオススメの一品です。色んな具材を頼んで、みんなでシェアしながら竹串で突くのも楽しいです。

4. 臭豆腐

臭豆腐とは、豆腐を野菜などを発酵させてつくった液体に1日ほど漬け込み、独特の風味や香りをつけたものです。この臭豆腐を高温の油で素揚げし、しょうゆベースのタレをかけて、台湾キムチと呼ばれる酢漬けのキャベツと一緒に食べる揚げ豆腐が、いわゆる夜市で食べられる定番の臭豆腐です。どこの夜市も、この臭豆腐の屋台から放たれる独特の香り(”匂い”もしくは“臭い”?)が一帯に漂っています。

あまりの強烈な臭いで食べるのを敬遠していた人も、カリッと美味しそうに揚げられた実物をいざ目の前にすると、匂いとは裏腹に美味しそうなビジュアルで、意外と食べれてしまうことが多いみたいです。揚げたての臭豆腐は外側の衣はサクッとした食感で中はふんわりとしていて、付け合わせのお酢の効いた泡菜(台湾キムチ)と一緒に食べると絶品です。揚げ豆腐が好きな方にはぜひ挑戦してもらいたいグルメです。臭豆腐の不思議な美味しさに一度ハマってしまうと、色んな夜市の屋台を食べ比べしたくなるはずです。

5. 豬血糕

豬血糕は名前からしてゲテモノ料理の雰囲気が漂いますが、台湾では日常的に食べられるグルメです。外国人にとっては臭豆腐と同じく、なかなかとっつきにくいと感じる人が多いようです。豬血糕は名前の通り、餅米に豚の血を混ぜて固めて蒸したもので、その見た目の赤黒さはもちろん血由来のものです。世界の奇妙な食べ物10品にもランクインしています。写真は台中の一中街夜市で豬血糕を販売しているおばあちゃんの小さな屋台なのですが、CNNニュースで世界の奇妙な食べ物として豬血糕が取り上げられた時に取材を受けた、知る人ぞ知る有名なおばあちゃんです。一中街夜市のちょうど中心あたりの、道路のど真ん中でいつも販売している名物店です。

こちらがその有名なおばあちゃんの手作りの豬血糕です。注文すると蒸し器から豬血糕を取り、甘辛いタレを塗って花生粉(ピーナッツ粉)と香菜(パクチー)をたっぷりとまぶして、ビニール袋にくるんで渡してくれます。知らないとパッと見た感じでは、まるでチョコレートにきな粉がまぶされているようにも見えます。外見は真っ黒ですが、食べると中には餅米の白い粒が見えます。お餅のようにモチモチした食感で、更にはまわりのタレが甘辛いのもあって、まさしく五平餅にそっくりです。

血の臭みなどは全くなく、ついでに味のインパクトもそれほどないので、花生粉と香菜の役割が実はとても重要です。これでもかと花生粉をたっぷりとまぶしてくれるので、かぶりつくと間違いなく口の周りが花生粉まみれになります。きれいにこぼさずに食べるには、ビニール袋をうまく駆使するのがコツです。注文の時にタレの辛さと香菜の有無を聞いてくれるので、苦手でなければ香菜は付けてもらうことをおすすめします。ピーナッツ粉と香菜の味の相性が想像以上にぴったりで、感動の美味しさです。

豬血糕はインパクトのある名前と見た目とは裏腹に、初めて食べてみると、至って普通の味に拍子抜けするはずです。想像するような血生臭さも全くなく、何も聞かされなかったら「黒米で作った餅なのかな?」と思うくらいクセのない味です。豬血糕は滷味(台湾式煮込み)や火鍋にも入っている定番の食材なので、台湾に住んでいると自然と豬血糕を珍味だと思えなくなります。ぜひ一度騙されたと思って食べてみてほしいグルメです。

6. 鹽酥菇

夜市の揚げ物の屋台の定番と言えば、鶏肉や野菜など様々な食材をその場で揚げてくれる「鹽酥雞」ですが、そこから派生したキノコの揚げ物専門の屋台が「鹽酥菇」です。キノコの種類を選んだら、その場でフライヤーでカラッと揚げて、特製スパイスをたっぷりと振りかけてくれます。日本の唐揚げとは少し違った味わいで、衣にタピオカ粉を使った天ぷらのようなサクサクとした食感で、ピリッとスパイスの効いたスナック感覚です。安くて美味しい庶民の味です。

キノコの種類は杏鮑菇(エリンギ)、香菇(シイタケ)、金針菇(エノキ)、秀珍菇(ヒラタケ)が定番です。単品の種類で注文もできますし、綜合(全種類ミックス)は一度に色んな種類のキノコの味わいを食べ比べすることができます。注文してから衣をつけてフライヤーで揚げます。すでに揚げたものが店頭に並んでいる時も、一緒にフライヤーで二度揚げしてくれるので、全部が出来立て熱々です。注文後は屋台のそばに立って待ちましょう。混んでなければ5~6分ですぐに出来上がります。仕上げのスパイス粉を振りかける時に、更に唐辛子粉をかけるか聞いてくることが多いので、辛さの好みを伝えましょう。スパイスはかなり豪快にたっぷりとかけてくれるので、私は予めスパイスは少なめにお願いしておいてちょうど良いぐらいです。

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出来上がったら紙カップにこんもりと盛ってくれます。揚げたて熱々を一口食べた時のサクサク感は絶品です。私が一番好きなキノコの種類は杏鮑菇、アワビのようなキノコということで日本でもおなじみのエリンギです。肉厚の杏鮑菇はジューシーで、スパイスの効いたサクサクの衣との相性が抜群です。プリプリの食感で、噛むごとにじゅわっと口に広がるキノコの風味が最高です。絶妙に配合されたスパイスも止まらない美味しさで、ビールとの相性も抜群です。熱いうちに食べるのが美味しいので、紙カップを片手に竹串でつまみながら夜市を食べ歩きするのがオススメです。

7. 當歸土虱

台湾夜市では薬膳のローカルフードの屋台もあるので、敷居の高そうな薬膳料理にも手軽にチャレンジできます。賑やかなB級グルメの看板の屋台が連なる中、薬膳料理の屋台は何処となく渋い雰囲気を漂わせながら、ひっそりと独特の存在感を放って営業しているイメージです。若者で賑わう夜市ですが、薬膳の屋台に集まるお客さんは年齢層がぐっと高くなる気がします。

ここの屋台は店頭で大きな鍋で薬膳スープを煮込んでいて、周囲に漂う漢方の香りに惹かれて食べてみました。この屋台の独特の香りの正体は「當歸」で、日本では「当帰」と書き、セリ科トウキ属の植物の根っこを乾燥させた漢方です。効能は女性に嬉しいものばかりで、血行の促進や冷えの解消に効果があるので、肩こり、腰痛、月経痛、月経不順、更年期障害、産前産後の不調、貧血の改善に効くと言われています。独特な香りと色が出ますが、台湾ではスープに入れて肉や魚などを煮込み、そのまま飲んだり麺と一緒に食べたりします。スープ自体の香りが強いので、肉や魚自体にクセがあるものも全て丸め込まれる感じです。

こちらは當歸土虱です。「土虱」とはヒレナマズ、英語名はウォーキングキャットフィッシュと呼ばれる脂の多い魚です。魚といっても、ドーンと黒光りしたぶつ切りの塊が入っており、見た目のインパクトがかなりある一品です。見た目通りプルプルで、肉厚なボディーに対しても箸がスッと入るほどの柔らかさです。皮は分厚いゼラチン質で、脂っこいのかと思いきや意外と淡白な味わいで、肉質も鯛のようにしっかりとしています。ナマズと言われると泥臭いイメージがありますが、想像するような臭みは全くなく、高級魚のような肉質のしっかりとした味わいです。日本でナマズを食べる機会はあまりないとは思うので、ぜひ興味がある方は台湾の夜市で見つけて堪能してみてください。

同じ屋台で骨がゴロゴロと入った藥膳排骨も食べました。骨の部分が多すぎて肉が全然ないように見えますが、骨の周りに薄く付いている肉の旨味がすごいです。煮込んである薬膳スープはふんわりと漢方の香りがして、飲むと体の内側からじんわりと温まります。見た目はなかなかインパクトがありますが、体に優しい味わいです。

ここはスープを無料でおかわりすることができます。空の容器を店員さんに渡すと、すぐに熱々のスープを注ぎ足してくれます。薬膳とお酒のダブル効果で、スープを飲み干す頃には額からジワジワと汗が吹き出てきます。ただし、お酒(台湾の料理酒は米酒を使うことが多いです)がかなり効いているので、お酒が弱い人はほどほどにしておきましょう。周りには當歸土虱をつまみに、台灣生啤酒(台湾ビール)を飲んで一人飲みを楽しんでいるおじさんもちらほらいて、なかなかのローカルな渋い雰囲気に痺れます。

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以上が、台湾に住んでいた私のオススメする、地元民の愛するディープな夜市の屋台グルメでした。知っておかないと食べないであろう、なかなかハードルの高い珍グルメもあったかと思います。ここは食べず嫌いせず、日本では味わえない台湾ならではの夜市グルメに挑戦してみてください。ディープな台湾グルメを知れば知るほど、きっと台湾の夜市にハマること間違いなしです。次回はもう少し日本人にも馴染みのある夜市グルメを紹介したいと思いますので、こちらもお楽しみに!