台湾のコンビニ紹介③・驚きの充実のサービス【買一送一・自由に読める本棚】

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台湾在住中に驚いた、台湾のコンビニならではのサービスや商品について紹介するこのシリーズ、前回の台湾のコンビニ紹介②・生ビールサーバーがあるコンビニ【茶葉蛋・關東煮・熱狗】の記事に引き続き、今回はさらにディープな魅力を紹介していきます。

8. ドリンクの種類が豊富

周囲を海に囲まれた亜熱帯気候帯に属する台湾、6月〜9月になると35℃超えの蒸し暑い真夏日が続き、更に湿度が高いため体感気温はプラス3℃〜5℃くらいになります。外にちょっと出るだけでも、まるでサウナに入っているかのように汗が噴き出てきます。そんな台湾でいつも欠かせないのが飲み物です。街中を歩いている人も、必ずと言っていいほど片手には水筒やペットボトルを持っています。もちろんドリンクスタンドで買うティーやタピオカドリンクも美味しいですが、コンビニのドリンクもそれに負けないぐらい充実しています。

コンビニのドリンクコーナーにはお水、お茶、果物や野菜ジュース、豆漿(豆乳)や米漿(ライスミルク)や燕麥奶(オーツミルク)の植物性ミルク、牛乳や飲むヨーグルトの乳製品、ビールやカクテルのお酒類など、多種多様に揃っています。中でも私の好きな植物性ミルクについては台湾のコンビニ紹介①植物性ミルクのコンビニドリンクがすごい!【豆漿・米漿・燕麥奶】の記事で詳しく紹介しています。

ここで一つ、ドリンクを買う時の台湾ならではの注意点があります。それは台湾の緑茶には砂糖が入っていることがあるということです。日本でも紅茶とコーヒーに微糖や加糖があるように、台湾では緑茶にも加糖のものがあるのです。これは台湾人が甘いものが好きだからというよりも、汗を大量にかく真夏の台湾では水分と共に糖分も体内から失われていくので、昔から体調管理のために水分と一緒に糖分pも摂るように意識しているからだそうです。ですので甘みが苦手な方は、必ず無糖と表記されているものを確認してから買いましょう。特に紙パックの緑茶は要注意です。昔ながらの紙パックドリンクはそもそも最初から砂糖が入っている商品しかないことが多く、あえて加糖とは書いてないので、原材料欄を確認することをおすすめします。

こちらは左側が芭樂果汁(グァバジュース)、右側が蘆筍汁(アスパラガスジュース)です。どちらも台湾の代表的な変わり種のジュースです。特に蘆筍汁はパッケージにもアスパラガスのイラストが描いてあるように、濃縮還元のアスパラガス汁10%入りのジュースです。原材料は水と糖類とアスパラガス汁と酸味料で、味は少し酸味の入った甘い汁で、口に含むとアスパラガスの香りが鼻に抜けていきます。実際に買って飲んでいる人は見かけたことはないですが、台湾人は健康ドリンク感覚で飲むのだそうです。

この他にもペットボトルや缶入りのドリンクも多種類あり、特にビールや缶チューハイは日本の商品が人気のようで、お酒コーナーは日本のコンビニで見かけるのとほぼ同じラインアップです。台湾ならではのお酒だと、台灣啤酒のブランドの、マンゴーやパイナップルの果汁を配合したフルーツビールがあります。また、日本と同様にファミリーマートオリジナルのFamilyMart collectionや、セブンイレブンオリジナルの7-SELECTなどのプライベートブランドのドリンク類もあります。

9. 常温飲料のコーナーがある

体を冷やさないことが日常生活の基本として根付いている台湾、どこのコンビニにも不冰飲料專區(常温飲料のコーナー)があります。お水だけでなく、お茶やスポーツ飲料も常温で販売しています。ほとんどの台湾人は冷えたお水ではなく、常温水を買っていくのを見かけます。私も飲み物は常温で飲むのが好きなので、日本でも常温飲料のコーナーが拡大してほしいです。

10. コンビニコーヒーの種類が豊富

缶やペットボトル入りのコーヒーもありますが、各コンビニの淹れたてのコーヒーはまた格別の美味しさです。サイズは大、中、小の3つから選び、値段は25元~55元ぐらい(=約80円〜200円)です。レジで店員さんに注文すると淹れてくれます。日本ではレジでカップを受け取った後は機械でセルフサービスですが、台湾では店員さんがレジ後ろの機械で淹れてから渡してくれます。コンビニコーヒーの値段は日本とほとんど変わらず、台湾の物価の安さを考えると高いのでは?と思いますが、コンビニコーヒーは台湾人に大人気です。以前レジに並んでいたら、前の工事現場の人がホットコーヒーを5杯とラテを5杯、と大量に買っていく場にも遭遇したことがあります。コーヒー豆の種類を選べるコンビニも多く、熱(ホット)、冰(アイス)、美式咖啡(アメリカン)、拿鐵(ラテ)、卡布奇諾(カプチーノ)だけでなく、抹茶やチョコレートやキャラメルなどのラテドリンクも豊富です。通常のレジ業務をこなしながら、次々と入るコンビニコーヒーのオーダーにも対応していて、台湾のコンビニの店員さんの手際の良さにはいつも感心します。

11. 漢方の栄養ドリンクの種類が多い

さすが健康意識の高い台湾、栄養ドリンクの種類も豊富です。ただし栄養ドリンクと言っても、主にビタミン類を配合した疲労回復や眠気覚ましや二日酔いのドリンクが並ぶ日本のコンビニとは一風異なります。どれもパッケージに生薬のイラストが描かれている、生薬を配合した漢方ドリンクです。いかにも身体に良さそうです。台湾での生理事情について, 台湾ブランドの生理ナプキンを紹介, 唯白Vichy’s Diaryでも紹介したように、生理中に飲むための「四物飲」などの女性向けの漢方ドリンクも豊富にありますので、旅行中に生理痛などのちょっとした不調が気になる時はコンビニの栄養ドリンクのコーナーを覗いてみてください。

台湾のコンビニ紹介①植物性ミルクのコンビニドリンクがすごい!【豆漿・米漿・燕麥奶】の記事では燕麥奶(オーツミルク)を紹介した桂格ブランドですが、栄養ドリンクも人気です。中でも高麗人参と生姜を配合した「養氣人蔘」という漢方ドリンクが定番の商品です。私も飲んだことがありますが、生姜がピリッと効いていてすっきり飲みやすいです。ちなみに日本のコンビニでは栄養ドリンクは冷蔵コーナーにありますが、台湾ではどこも常温で置いてあります。これも体調不良の時は身体を冷やさないことが基本にあるからでしょうか。

12. 買一送一というサービスがある

コンビニに限らず、台湾ではドラッグストアやスーパーでも「買一送一」という言葉を見かけるかと思います。これは、一つ買えば一つ無料でプレゼントする(Buy one get one free)という意味で、かなりお得に買い物ができます。対象商品の商品棚に買一送一の情報が載っているので、買う時にチェックしてみてください。飲み物やお菓子や日用品など、様々な商品が対象になっています。他にも写真のように、指定の飲料を購入して1元追加すると茶葉蛋が付いてくる、というお得なキャンペーンもよく見かけます。

13. カラーコンタクトレンズを売っている

日本と同様に化粧品コーナーも充実しています。もちろんドラッグストアより品揃えという点では劣りますが、スキンケアからフェイスマスクやメイクまで幅広く取り揃えてあるので、旅行中に足りないものがあった時はコンビニでも十分間に合います。中でも特徴的なのが、どこのコンビニもカラーコンタクトレンズを販売しています。しかも日本製の輸入品です。台湾では度数の入ったコンタクトレンズも普通の眼鏡屋で医師の処方箋なしで購入することができるので、カラーコンタクトレンズに至ってはコンビニで買ってしまうほど身近なもののようです。

14. 自由に読める本棚がある

これはどこのコンビニにもあるわけではないのですが、私の家の近くのセブンイレブンには図書館のように自由に手に取って読める本棚がありました。雑誌や書籍、小さいお子さんのいる親には嬉しい絵本もたくさん置いてあります。店内の広々としたイートインスペースに座って、誰もが自由に読むことができます。ちょっとした時間潰しに利用できて便利です。

15.コピーは店員さんがしてくれる

日本ではコピー機は自分でコインを投入して利用するセルフサービスですが、台湾のコンビニはコピー機はレジの中にあり、コピーする場合はレジで店員さんにコピーしたいものを渡して、代わりにコピーしてもらいます。コーヒーも淹れてくれて、コピーもしてくれて、荷物の受け取りや郵送手配もしてくれて、台湾のコンビニ店員さんのサービス内容は本当に幅広いです。ちなみに私は毎日の電車とバス通学に使う悠遊卡(Easy Card)のチャージをしてもらうことが多かったです。

16.その他にも色々!

冷凍コーナーも台湾ならではの商品がたくさんあります。写真の下段にあるのは「湯圓」という台湾では冬至の風物詩の一つ、もち米の粉で作った丸く小さいお団子です。あんこやゴマやピーナッツ餡などが中に包まれているものもあり、砂糖入りのほんのり甘いお湯で煮て、お湯と共にお椀に入れて食べます。またコンビニの代表のおにぎりも、定番の三角おにぎりだけでなく、台湾式おにぎりの「飯糰」という具沢山のロール式おにぎりも販売されています。飯糰について詳しくは台湾のおすすめ朝ごはん④ファーストフードグルメをテイクアウト【飯糰・三明治・吐司】で紹介しています。冷蔵コーナーでは他にも丼ぶりなどのごはん物、麺類、サンドイッチ類が充実していて、容器やデザインも日本とほとんど同じです。もちろん必要な場合はレジで店員さんが温めてくれます。ちなみに温めた後に入れてくれる紙でできた網目模様の袋が台湾独自のものでなかなか面白いので、ぜひ一度容器入りの商品を温めてもらってみてください。

他にもセブンイレブンであればi-bon、ファミリーマートであればFamiPortという機械が置いてあり、携帯の料金チャージ、台鉄高鉄や高速バスやイベントのチケットを購入することができます。店内のトイレも自由に利用することができますが、私が滞在していた期間は水不足のため街全体で定期的に停水があり、しばしば利用できないこともありました(これはごく稀なことなのでご安心ください)。

次回は台湾のコンビニ紹介シリーズの最後として、コンビニの人気の公式キャラクターや、企業や有名キャラクターとコラボした特別なコンビニ店舗を紹介しますのでお楽しみに!