台湾の絶品グルメ ③ 飲茶編−2【鼎泰豊(ディンタイフォン)】

今回は言わずと知れた「台北で一番美味しい小籠包を出す店」として有名な老舗の中華レストラン「鼎泰豊(ディンタイフォン)」の紹介です。

飲茶の本場である台北で一番美味しいということは、世界一美味しいということ。1993年にはニューヨークタイムズで「世界の人気レストラン10店」に選ばれており、台北で最も有名なレストランでもあります。

小籠包はやっぱり台北観光の目玉なので、絶対に押さえておきたいところ。さらに台北は小籠包のメッカで、星の数ほど小籠包の店があります。そんな中、「鼎泰豊(ディンタイフォン)」は台北市内に現在6店舗あり、どこも超絶人気で混雑しています。常に混んでいる上に、日本人観光客には特に大人気のため、日本人が訪れるピークシーズンには3時間待ちなんてこともあるそうです。まさかの予約ができないシステムになっていて、「鼎泰豊(ディンタイフォン)」の絶品小籠包が食べたい人はもれなく並ばなければいけません。

それでも並んで待つだけの価値があるのが「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。ここの小籠包は、とても薄皮で、中には旨味の強いジューシーな肉汁がたっぷり!みんなが大好きな最高レベルの小籠包です。

私も台北へ行く度に「鼎泰豊(ディンタイフォン)」101店には行っていますが(台北に来たのに鼎泰豊の小籠包を食べないなんて有り得ない!てぐらいの半ば衝動的な気持ちで毎回食べに行っています)、実を言うと10分以上並んだことがないです。コツとしては、まず休日を避けること、そしてランチとディナーのピークタイムから外れた15時とか20時前後あたりに行くことです。私はいつも午後のおやつ的な飲茶か、夕食後のデザート的な飲茶として、小籠包だけさくっと食べに行っています。

お店の入口で店員さんに人数を伝えると整理番号を渡され、入口の電光掲示板に自分の整理番号が表示されるのを待ちます。整理番号が呼ばれたらお店に入るのですが、この時に注文表の言語を聞かれます。もちろん英語も日本語もあります。日本語で料理名の書かれた注文表に、食べたい料理の数量を記入するだけなので、観光客でも注文がしやすいです。

お店に入ると店内中央にガラス越しに厨房があるのですが、たくさんの白装束の若者たちが黙々と小籠包を作っているのを見ることができます。

王道の小籠包、5個で105元です。日本円で300円ぐらいです、安い!注文してからほとんど待つことなく出てきます。スープは熱々というよりも、すぐに口に含んでも火傷をしない程度にややぬるめです。小皿の中で醤油と酢と刻み生姜を混ぜたタレに付けて食べるのが、鼎泰豊(ディンタイフォン)でおすすめされている食べ方です。薄皮の中から肉汁スープがじゅわ〜と口の中で広がります。

蟹みそ入り小籠包、5個で185元です。他の種類の小籠包と見た目を区別するために、小さな蟹が添えられているのが可愛いです。鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包はあまりにも薄皮で、聖籠から箸で持ち上げた時に破けてしまいそうな気がして、いつもドキドキしちゃいます。薄皮の中に閉じ込められた肉汁スープに細心の注意を払っているだけあって、まだ一度も破けたことはございません。

ヘチマと海老入り小籠包(絲瓜蝦仁小籠包)、5個で170元です。これは日本の鼎泰豊(ディンタイフォン)にはないメニューだそうです。さっぱりあっさり系が好きな私は、これが一番好きな小龍包の種類です。ほんのり青臭いヘチマと海老の優しい風味がとても爽やかで、これは飽きることなく何個でも食べれちゃいます。

小龍包の美味しさもさることながら、鼎泰豊(ディンタイフォン)で印象的なのはトップレベルの接客です。まず何より店員さんが美男美女ばかりで、女性はCAのような風格のスレンダー美人ばかりです。毎日色んな国からの観光客をもてなすわけですから、どの店員さんも中国語と英語はもちろん、注文する時の簡単な日本語なら通じます。食事中にジャスミン茶のお代わりもすぐに注いでくれます。飲茶とジャスミン茶の組み合わせって最高。

どうでしょうか?そろそろ小龍包が食べたくなったでしょうか?
鼎泰豊(ディンタイフォン)は日本にも何店舗かありますが、是非台北に行った際には本場の鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包を味わってみてください。

鼎泰豊(ディンタイフォン) 101店

  • ジャンル:飲茶・台湾料理
  • エリア:台北101購物中心
  • 住所:台北市市府路45號 B1(台北101購物中心)
  • 電話:(+886) 0281017799
  • 営業時間:日~木 11:00-21:30/金・土・休日前 11:00-22:00
  • 定休日:なし
  • 交通アクセス:台北捷運(MRT)淡水信義線 台北101/世貿站 4号出口 台北101 B1F
  • 公式サイト:http://d.rt-c.co.jp/