台湾の絶品グルメ ③ 飲茶編−1【ダイジェスト版】

今回は、台湾の飲茶文化と、台灣飲茶のイチオシ絶品グルメの紹介をしていきます。

  • ①小籠包(シャオロンパオ)
  • ②蝦仁燒賣(ハーヤンシューマイ)
  • ③冬粉湯(ドンフェンタン)
  • ④粉圓豆花(フェンユェントウホア)
  • ⑤芋圓(ユーユェン)
  • ⑥五香素麵(ウーシャンスーミェン)
  • ⑦珍珠奶茶(ジェンジューナイチャー)

そもそも日本でもよく聞く”飲茶(ヤムチャ)”とは何のことなのでしょうか。よく頭に浮かぶのは、中国茶と一緒にシュウマイや小籠包などを食べることではないでしょうか。”飲茶”は中国の広東省や香港やマカオを中心に行われている習慣のことで、中国茶を飲みながら”点心”を食べることです。

では”点心”とは何のことなのでしょうか。”点心”は食事と食事の間に少量の食物を食べることなので、お菓子や軽食に間食などを全て含めていい、あんまんや杏仁豆腐に月餅などの甘い食べ物を”甜点心(ティエンティエンシン)”と言い、ラーメンやチャーハン、餃子、シュウマイ、春巻きなどを”鹹点心(シェンティエンシン)”という2種類で構成されています。つまり「点心を食べる=飲茶」ということなのです。

小籠包を食べる時は寄り目になりがち。

台湾の街中には飲茶のお店がたくさんあり日本よりも安いので、飲茶の食べ比べも楽しいですよ。日本では1個100〜200円の小籠包も台湾では10〜50円とリーズナブルに食べられるので、私は台湾に行ったら必ず大好きな小籠包を堪能します。もう日本ではとても食べられません。笑


それでは、台湾の飲茶の絶品グルメを紹介していきます!

①小籠包(シャオロンパオ)

豚挽肉などの具と熱いスープを薄い小麦粉の皮で包んで蒸籠蒸しした点心。言わずと知れた点心の代表料理です。台湾には小籠包が看板メニューの飲茶のお店がたくさんあるので、夢の”小籠包巡り”だって叶います。


一つ目は「好公道金雞園」にて。ここの小籠包の皮は厚めのモチモチ系でした。
二つ目はニューヨークタイムズ紙で世界10大レストランに選ばれたこともある有名「鼎泰豊(ディンタイフォン)」にて蟹みその小籠包です。薄皮で上品な味付けなので何個でも食べれちゃいます。「鼎泰豊(ディンタイフォン)」の記事はまた後程書きます。

②蝦仁燒賣(ハーヤンシューマイ)

海老を上にのせた豚挽肉の焼売。海老がプリプリで美味しい。「好公道金雞園」にていただきました。

③冬粉湯(ドンフェンタン)

緑豆から作った春雨のスープ。優しい味付け澄んだスープに、湯葉で包まれた挽肉の団子と豆腐も入っていました。こちらも「好公道金雞園」にて。台湾の豆腐は水分量の違い(少なめ?)なのか、日本の豆腐と質感が違う気がします。台湾は豆腐グルメや豆乳スイーツの種類が豊富なので、”豆腐”に焦点を当てた記事をまた後程書きます。

④粉圓豆花(フェンユェントウホア)

豆花(トウホア)”は豆乳を絹ごし豆腐のように柔らかく固めたプリンとゼリーの中間のようなものを、黒糖シロップなどで味付けしたほんのり甘いデザート。台湾の代表的なヘルシースイーツです。

出来立ての温かい豆花をオーダーし、そこに好きなトッピングをのせて食べるのが基本です。トッピングはピーナッツやタロイモ団子やレモンゼリーなどたくさんの種類があり、自分好みにカスタマイズすることができます。豆花(トウホア)の屋台ではこのトッピングがズラッと並んでいるので、選ぶのがワクワクします。写真の豆花(トウホア)は台北の夜市の屋台にて、粉圓(タピオカ)をトッピングしました。

⑤芋圓(ユーユェン)

タロイモの粉を団子状に練りこんで作られる、九份の名物のもちもちの芋団子。九份で一番有名な「阿柑姨芋圓(アーガンイーユーイェン)」にて。

「阿柑姨芋圓(アーガンイーユーイェン)」の熱飲は、この芋圓に綜合(紅豆・緑豆・大豆の3種類)をトッピングしたお汁粉のようなスイーツです。もちもちの芋圓と甘いスープがやみつきになります。甘くて腹もちが良いですが、自然な素材で出来ているので体に優しいのが嬉しいです。「阿柑姨芋圓(アーガンイーユーイェン)」の入口から作業場のような通路を抜けると、奥にガラス張りの客席があり、天気の良い日は九份の街と周囲の山並みと太平洋まで一望できます。九份の絶景を一望できる写真スポットでもあるので、九份の観光の休憩におすすめのお店です。

⑥五香素麵(ウーシャンスーミェン)⑦珍珠奶茶(ジェンジューナイチャー)

五香素麵(ウーシャンスーミェン)は香辛料を効かせた挽肉炒めを素麺と和えて食べる麺料理。お馴染みのジャージャー麺の細麺バージョンです。台湾の香辛料を使った料理は”薬膳”としての香辛料が使われているので、”ただ辛い”というよりも身体の内側からじんわりと温まるので、食べるといつも身体中がポカポカします。冷え性などの悩みのある女性には嬉しいばかりです。台湾の”薬膳”に焦点を当てた記事はまた後程書きます。

珍珠奶茶(タピオカミルクティー)発祥の店として有名なお茶専門の台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」にて。「春水堂(チュンスイタン)」は最近では東京の代官山でも店舗を見かけました。老舗のカフェなので台湾では高級な方ですが、タピオカも料理もどれも美味しくてお店が綺麗ですし、日本に比べるとそれでも安いです。

「茶湯會」珍珠奶茶(ジェンジューナイチャー)

TP TEA(ティーピーティー、Taiwan Professional TEAの略称:中国語名 茶湯會)」は、35年の歴史を持つ「春水堂」が2005年に設立したテイクアウト専門ティースタンド。もうすっかり日本でもお馴染みのタピオカスタンドの注文方法ですが、日本と同じように(当たり前ですが笑)お茶の種類・甘さ・氷の量を注文の際に選びます。私がいつも注文するのは、無糖(ウータン)・去冰(チゥビン)です。台湾の”タピオカスタンド”に焦点を当てた記事はまた後程書きます。

以上、台湾の飲茶のオススメの絶品グルメでした。

しっかりした食事でも軽食でもおやつにも利用しやすいので、是非色んな飲茶を食べ歩きしてみて台湾の飲茶を味わってみて下さい。

「鼎泰豊(ディンタイフォン)」101店

  • ジャンル:飲茶・台湾料理
  • エリア:台北101購物中心
  • 住所:台北市市府路45號 B1(台北101購物中心)
  • 電話:(+886) 0281017799
  • 営業時間:日~木 11:00-21:30/金・土・休日前 11:00-22:00
  • 定休日:なし
  • 交通:台北捷運(MRT)淡水信義線 台北101/世貿站 4号出口 台北101 B1F
  • URL:http://d.rt-c.co.jp/

好公道金雞園

  • ジャンル:飲茶・台湾料理
  • エリア:永康街
  • 住所:台湾台北市大安區永康街28-1號
  • 電話:(+886) 223416980
  • 営業時間:9:00~21:00
  • 定休日:旧正月のみ
  • 交通:台北捷運(MRT)中和新荘・淡水信義線東門站(ドンメンジャン)出口5から徒歩約4分

「阿柑姨芋圓(アーガンイーユーイェン)」

  • ジャンル:飲茶(芋圓、蕃薯圓、綠茶圓)
  • エリア:九份老街
  • 住所:新北市瑞芳區福住里豎崎路5號
  • 電話:02-2497-6505
  • 営業時間:9~20時(土曜は~21時)
  • 定休日:不定休
  • 交通:バス停キュウフンラウジェ(九份老街)から徒歩15分

「春水堂人文茶館(台中大墩店)」

  • ジャンル:飲茶・台湾料理
  • エリア:精明一街
  • 住所:台中市西區大墩19街9號
  • 電話:(+886) 042327-3647
  • 営業時間:8:30~23:30
  • 定休日:なし
  • 交通:台鉄・台中駅から車で15分
  • URL(日本):https://www.chunshuitang.jp/
  • URL(台湾):https://chunshuitang.com.tw/

Haruka Otani (大谷遥香)

薬剤師・野菜ソムリエ・健康食品管理士。幼少期はアメリカのデラウェア州とイタリアのミラノで過ごし、幼い頃から異文化に触れる経験を持つ。薬学部を卒業後に「健康で人々に笑顔を届けたい」をテーマに、大手食品企業を経て、現在は薬剤師として医療現場に立つ。現在は東京と台湾を拠点にブロガーとして活動し、自らのライフスタイルを本ブログで公開中。