台中第二市場グルメ②・本格的な肉圓を食べるならここ!【茂川肉丸】【丁山肉丸】

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台中第二市場グルメ①・台中で一番美味しい魯肉飯【山河魯肉飯】の記事に引き続き、台中第二市場の絶品グルメを紹介します。今回紹介する2店舗はお店の名前にある通り、「肉丸(肉圓)」が看板メニューの老舗です。ところで皆さん、「肉丸(肉圓)」とはどんな料理かご存知でしょうか。昨今の台湾ブームの日本でも、さすがに肉圓を提供している台湾料理店は見かけたことがないので、初耳の方も多いかもしれません。「肉圓」は代表的な台湾のB級グルメの一つで、18世紀に泉州移民が台湾の彰化県(私が台湾で住んでいたのが、この彰化県です!)で始めたそうです。レシピは場所や店によって様々ありますが、ベースとなるスタイルとしては、豚肉とタケノコを混ぜた餡を芋または米のでんぷんの粉で包んで蒸すことによって作られます。弾力のある大きな平たい団子の形で、薬味やソースなどをかけて食べます。アニメ映画『千と千尋の神隠し』で、千尋の父がプニプニした謎の料理を食べているシーンがあり、それが肉圓であるという噂が流れたことでも有名になりました。

台湾ではあちこちに肉圓の専門店があるので、台湾に来たら是非一度は食べてほしいローカルグルメの一つです。お店によって餡の具材、プルプルの外の皮の弾力と食感、タレの味が少しずつ違うので、色んなお店で食べ比べてみるのも奥深いです。私も台湾ではこれまで色んなお店で肉圓を食べてきた中、特にオススメしたいのが今回紹介する2店舗【茂川肉丸】と【丁山肉丸】です。

茂川肉丸

台湾大道一段の大通り沿いに位置する【茂川肉丸】は、入り口に巨大な肉圓の置物が置いてあるのが目印です。お店の入り口にも「百年老店」と書いてあるように、百年の歴史を持つ老舗の肉圓専門店です。入り口では油たっぷりの大きな鉄鍋で肉圓を次から次へと揚げています。店内奥にイートインスペースがあり、メニュー表を受け取って自分でペンでチェックして注文します。店内の壁のメニューには日本語表記もあるので、日本語を参考にして注文することもできます。テーブルは広く、家族連れでも入りやすいです。お昼時は仕事休憩のサラリーマンや学生で満席になることも多い人気店ですが、席の回転も早く、また前の記事でも紹介したように台湾では相席もできるので、一人で相席を気にしなければすぐに座れます。(ちなみに台湾人は食事中も携帯を見る文化があり、相席と言ってもお互いに自分の携帯を見ていることがほとんどなので、さほど気にならない距離感です。サラリーマンも学生も年配の方も、ドラマとかニュースとかYouTubeとか、みんな食事中にびっくりするほど夢中で見ています。笑)

この日は大学の授業後でお腹がペコペコだったので、目当ての肉圓以外にもガッツリ注文しました。台湾では、肉圓は食事の主食としても、小腹が空いた時の小吃(おやつ)としても食べます。食事として食べる時は、このようにスープや副菜を一緒に注文すると、ちょうど良いボリュームになります。

注文したのは、肉丸 (40元=約120円)、燙青菜(40元=約120円)、餛飩湯(40元=約120円)。肉丸は「辣・不辣」と辛いソースの有無を選ぶことができ、辣にしました。イートインスペースの奥に自由に盛り付けてOKの香菜(パクチー)が置いてあるので、パクチー大好きな私はこの肉丸と餛飩湯に、パクチーを山盛りに盛り付けて食べました。周りの台湾人も構わずパクチーをどっさりのせて食べていたので、これは台湾では決して邪道な食べ方ではないはず(笑)。ここの肉丸は、粗挽きの挽き肉がゴロゴロっと大きな塊で入っていて、かなり食べ応えがあります。このお肉がゴロゴロと入ったタイプの肉丸が私は大好きです。揚げたて熱々なので、汗を流しながら食べるのがもう最高です。

燙青菜は「乾(炒め)・湯(茹で)」と調理方法を選ぶことができ、湯にしました。この日の葉野菜は地瓜葉(サツマイモの葉)でした。注文してからさっと茹でてくれるので、野菜の甘味たっぷりです。上からかけてくれる挽肉を煮込んだ甘辛い餡がこれまた美味しくてびっくりしました。このように葉野菜の上に餡やソースをかけてくれるのは、伝統的な台湾料理店ならではの調理方法です。だいたいとろみのある醤油ベースのシンプルな甘いソースがかかっていることが多いのですが、ここのお店のように本格的な手作りの餡がかかっているのは珍しいです。ここの燙青菜は絶対に注文することをオススメします。

餛飩湯はワンタンスープのことで、このワンタンも手作りだそうです。お肉がふわふわで、ほんのり海老のような海鮮の風味も。ワンタンは他にも鮮蝦餛飩湯(エビワンタンスープ)もあり、こちらも人気のようです。スープはちょうど良い塩加減で、最後まであっという間に飲み干しました。お腹が空いている時は、この3点を注文すれば間違いなしです!

丁山肉丸

【丁山肉丸】は、台湾大道一段の大通りを挟んで【茂川肉丸】とちょうど反対側の大通り沿いに位置しています。四代目に受け継がれる百年の歴史を持つお店で、多くの台中の人々に愛されています。こんな近距離に同じように百年も続いている老舗の肉圓専門店があるなんて、さすが美食エリアの台中第二市場!わりと最近リノベーションしたのか、店内はまるでカフェのように明るくてオシャレな雰囲気で、「ここが有名な老舗の肉圓専門店で合ってるよね?」と思わず目を疑ってしまうほど、あまりにキレイでびっくりしました。一般的な肉圓専門店というと、ローカルな渋い雰囲気の漂う、地元民の通うお店というイメージが強いですが、ここは初めて台湾に来る観光客でも入りやすい雰囲気です。もちろん女性一人でも入りやすいです。注文はメニュー表にチェックしていく方法なので、注文も簡単です。

入り口のガラス窓からは、中の厨房で肉圓を次々と手際良く揚げていくのを見ることができます。プニプニの謎物体を大きな鉄鍋の油の中でじっくり揚げていく光景は、見ていて楽しいです。そして出来上がったら、写真のようにフォークを肉圓の真ん中に刺して、フォークが肉圓に対してほぼ直立した状態で提供されます(これは肉圓ならではの不思議な定番、他の料理でフォークを上から豪快に刺して提供されることはないです)。

肉丸 (40元=約120円)は「辣・不辣」から選ぶことができ、辣(辛いソース)にしました。注文したらすぐに持ってきてくれました。ここも自由にトッピングできる香菜(パクチー)が用意されているので、写真からもお分かりの通り、いつものようにどっさり盛り付けました。挽肉とタケノコがゴロゴロっと入っていて、モチモチプルプルの皮と甘辛いソースを絡ませながら食べるのが最高です。苦味の効いたパクチーも味の良いアクセントになって、肉圓には欠かせません。

皆さんも台湾に来たら本格的な肉圓をぜひ食べてみてください。ちょっとした小吃(おやつ)としても気軽に食べられるので、小腹が空いた時の食べ歩きB級グルメとしてもオススメです。ユニークな半透明のプニプニの見た目と、今まで食べたことのないような食感と味にハマること間違いなしです!

茂川肉丸

  • ジャンル:台湾料理
  • エリア:台中市中區三民路
  • 住所:台湾台中市中區台灣大道一段401號(第二市場内)
  • 電話:(+886) 0422277477
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 定休日:木曜日
  • 交通:台鉄台中駅から徒歩約15分、バス停「台中第二市場」すぐ
  • Facebook:https://cutt.ly/gnnq3p9
  • Uber Eats:https://cutt.ly/Mnnwiff

丁山肉丸

  • ジャンル:台湾料理
  • エリア:台中市中區三民路
  • 住所:台湾台中市中區台灣大道一段370號(第二市場内)
  • 電話:(+886) 0422264409
  • 営業時間:10:30~18:30
  • 定休日:第二水曜日
  • 交通:台鉄台中駅から徒歩約15分、バス停「台中第二市場」すぐ
  • Facebook:https://cutt.ly/gnnq3p9
  • Uber Eats:https://cutt.ly/Mnnwiff