中野ランチ・本場台湾の割包と麺線とルーロー飯【台湾バーガー 福包 FUBAO】

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今回は、今年の8/10にオープンしたばかりの台湾バーガー専門店「福包 FUBAO(フーバオ)」を紹介します。

最初に言っておきますが、こんなに本場台湾の味を忠実に再現している台湾料理店は初めてでした。どれも台湾で食べたことのある懐かしい味ばかりで「これこれ!これが台湾の味だよね」と、ひたすら感動。台湾通の友達にも「福包 FUBAO(フーバオ)」を紹介したところ、”東京で出会った台湾料理店の中で一番に美味しいお店”と絶賛していました。

福包 FUBAO

中野駅から徒歩5分、中野ブロードウェイ商店街の一本隣の道沿いにあります。居酒屋や定食屋やラーメン店が立ち並ぶ飲食店街の激戦区の中に、カフェ風の雰囲気の「福包 FUBAO(フーバオ)」があります。入り口でテイクアウトすることもできます。

外からも割包(グァパオ・台湾バーガー)の饅頭を蒸している聖籠が見えて、見慣れないメニューの写真を覗いていく通行人が多かったです。最近日本でもタピオカブームの影響もあって、台湾料理への興味が増えてきているのは嬉しい限りです。

福包 FUBAO

メニューは単品とセットがあります。特に台湾料理を初めて食べる方には、台湾の定番料理を堪能できるお得なセットがおすすめです。割包、麺線、ルーロー飯、タピオカと、いわゆる「台湾ファストフード」が勢揃いです。

休日のランチタイムに行きましたが、カウンター席には入れ替わり立ち替わりお客さんが入って来ました。きれいなカフェ風の定食屋の明るい雰囲気で、女性一人でも入りやすいです。

福包 FUBAO

Aセットは、割包・ルーロー飯・とうもろこしスープ・サラダ付きで 850円(税別)です。カウンターには飲み放題のアイスジャスミン茶もあります。

割包

「割包(グァパオ・台湾バーガー)」は、見た目だけで溜息の出る美しさ。蒸したてのふわふわのお饅頭の中には、甘辛い豚の角煮がドーンと挟まれています。パクチーと高菜とピーナッツ粉が絶妙な味のバランスで、もう最高です。パクチーを入れるかどうかは、注文する時に聞いてくれます。

ちなみに割包は、醤油や砂糖、酒、八角という香辛料でじっくり煮込んだ豚のバラ肉を白い饅頭に入れて、酸菜(高菜)とピーナッツ粉と香菜(パクチー)を挟んで食べる、台湾の夜市などの屋台でよく見かける定番料理です。台湾の学生さんは学校帰りに小腹が空いた時に、割包を買って食べることが多いそうです。こんな美味しいものを小さい頃から、おやつ感覚で日常的に食べられるなんて羨ましい限りです。

ルーロー飯

「魯肉飯(滷肉飯、ルーロー飯、ルーローファン)」も台湾ではメインの食事としても食べますが、多くの台湾人は小腹が減った時やおやつに気軽に食べる料理なのだそうです。屋台や立ち食いのお店も多く、台湾ではメジャーなファストフードです。ルーロー飯は台湾の代表的なかけご飯で、簡単に言うと「甘醤油で煮込んだ豚肉のかけご飯」です。バラ肉など脂身を多く含んだ豚肉を甘辛い煮汁で煮込み、煮汁ごと白米の上にかけた丼物です。日本の牛丼や親子丼のような主食で食べる丼物ではなく、お惣菜と共に食べることが前提となっているので、器は丼物よりも小ぶりなご飯茶碗で提供されます。

ルーロー飯は日本でもたまに見かけますが、ここのルーロー飯ほど台湾で食べた味を忠実に再現しているお店はないです。ベースの醤油に台湾醤油を使っているからでしょうか。初めてルーロー飯を食べる人はまず「福包 FUBAO(フーバオ)」のルーロー飯の味を覚えておけば間違いないです。

玉米排骨湯

付け合せのスープの「玉米排骨湯(ユーミーパイグータン)」はトウモロコシと豚のスペアリブのスープで、これも台湾料理です。透明スープはトウモロコシの甘い香りが溶け込んでいて、飲んでいて幸せな気持ちになるスープです。トウモロコシとスペアリブがゴロッと入っていて、スペアリブは柔らかくて骨ごと食べられちゃいました。ちなみに台湾のスープ料理には排骨(スペアリブ)がよく使われています。

福包 FUBAO

Bセットは、割包・麺線・サラダ付きで 850円(税別)です。麺線が東京でも食べることができるなんて、見つけた瞬間から感動!!!私が台湾で初めて夜市で食べた屋台料理で、これを食べた時に「台湾は美食の国に違いない」と確信した、ちょっと思い入れのある料理です。

麺線

麺線(ミェンシェン)は日本のそうめんによく似た台湾独自の細い麺を蒸して、とろみがある鰹だしが効いたスープで煮込んだものです。具材は大腸や牡蠣が入っているものがあり、上に薬味として香菜(パクチー)が乗せられるのが定番です。スープと麺の中間のような料理なので、箸を使わずにレンゲですくってスープごと食べます。ここの麺線はタケノコやキクラゲが入っていて、パクチーとおろしニンニクと揚げニンニクがトッピングされていて、優しい鰹だしの中で良いパンチになっていました。

台湾の麺線は、黒酢やおろしニンニクや辛味の薬味などを入れて自分好みにアレンジして食べるのが定番ですが、ここの卓上にも調味料が用意してありました。私はちょっとだけ黒酢を入れて、酸味を足して食べるのが好きです。

「福包 FUBAO(フーバオ)」は店長さんと他の従業員さんも台湾人なのですが、日本語がとても上手で、とても気さくに話していただきました。オーダーを通す時は台湾語だったので、聞き覚えのある台湾語がちょっと聞けて嬉しかったです。

まだ台湾料理を食べたことない方も、台湾で食べたあの味を東京でも食べたくなったかたも、台湾本場の味を堪能できる「福包 FUBAO(フーバオ)」へ是非行ってみてください。

台湾バーガー「福包 FUBAO(フーバオ)」

  • ジャンル:台湾料理、定食、テイクアウト
  • エリア:中野
  • 住所:東京都中野区中野5-53-1 栗原ビル 1F
  • 電話:03-5942-9838
  • 営業時間:11:00~20:00(L.O.19:30)
  • 定休日:水曜日
  • 交通:中野駅から徒歩5分