アジア4大ジャズフェスティバル【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

アジア4大ジャズフェスティバルのうちの1つ「2019台中ジャズフェスティバル」に行ってきました。毎年10月下旬に行われるこのイベント、今年は台湾へ行くタイミングと合ってやっと念願叶いました。

何と言っても入場料は無料!夜には市民広場にたくさんの人がレジャーシートを敷いて、友人や家族と食事をしながらジャズの生演奏を楽しみます。

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

今年で17回目の開催となる「2019台中ジャズフェスティバル」は、双十節国慶(建国記念日)の翌日より「Jazz You Up」をテーマにアメリカ、セント・ルシア、ベリーズ、オランダ、ベルギー、フランス、ドイツ、スペイン、ポーランド、タイ、マレーシア、フィリピン、日本など15カ国のトップミュージシャンが53のステージを繰り広げました。

台中市文化局が主催する「台中ジャズフェスティバル(台中爵士音楽節)」は、台湾及びアジアを代表する音楽フェスティバルの一つです。「台中ジャズフェスティバル(台中爵士音楽節)」は、ジャズを日常生活に取り込み、台湾と世界との間でジャズの対話を生み出すことを目指しています。同時にジャズの継承を重視し、トレーニングと選抜を経た青少年ジャズバンドを毎年結成するなど、ジャズが次の世代へと根付いていくよう尽力しています。

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

今年は100組のストリートパフォーマーが大道芸を披露する他、25のエスニックグルメ屋台が並び、10ブースで20の店舗が手作り作品を展示販売しました。ジャズの生演奏はもちろんのこと、立ち並んだ屋台で台湾のローカルフードを買って楽しめるのも「2019台中ジャズフェスティバル」の魅力の一つです。台中のローカルな雰囲気とジャズの融合が、何とも不思議で心地良いです。

トップクラスの国際的アーティストや地元アーティストの演奏する曲は、どれも感情を深く揺さぶってくる曲ばかりなので、心温まる魅力的なパフォーマンスを存分に楽しむことができます。そして何度でも言います、入場料は無料なのです!

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

ライブ会場の市民広場と經國綠園道には、レジャーシートを広げて、時には椅子やテーブルや間接照明まで用意して、思い思いにジャズを楽しんでいる若者でいっぱいでした。日本で言う”お花見”のような盛り上がり方です。。屋台ではビールなどのアルコール類の販売もしていますが、さすがバイク文化の台湾、お酒を飲んでいる人は少ない印象でした。

もちろんタピオカやティースタンドは周辺にたくさんありますので、お馴染みのティードリンクを飲んでいる人はたくさんいました。ですので、日本の”お花見”のように酔っ払っている人はほとんどおらず、ジャズの生演奏の流れるムード感のある良い雰囲気で、若者から年配の方まで幅位広い年齢層に人気なのがよく分かります。

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

芝生の上で大好きなコロナを飲みながら、ジャズの生演奏。もう最高です。

ちなみに私の座った前の男性グループは、可愛らしい男性カップルのグループでした。台湾は、今年の5月17日に”アジア初の同性婚が合法化された”として話題になりましたが、同性カップルは街中にもたくさんいます。日本でもこういう光景が見られる日がいつか来るといいなあ、と思いました。

コロナのイベントブースでコロナとおつまみのセットを購入。台湾香腸(ソーセージ)と、台湾豆腐の醤油煮込みがセットで付いてきました。セットだから少量ずつの盛り合わせかと思いきや、かなりボリュームがあってお得なセットでした。

どちらもスライスした生ニンニクがトッピングされていて、一緒に食べるとピリッときます。日本では調理されたニンニクが少しトッピングされることはあっても、なかなか大胆に生ニンニクがトッピングされることはないですよね。台湾では生ニンニクがトッピングされていたり、火を通したニンニクが一欠片丸ごと炒め物やスープに入っていることもよくあります。どの料理にもニンニクがよく使われるので、ニンニク好きとしてはたまりません。(台湾に行く時はブレスケアなど口臭消臭グッズを持ち歩くことをオススメします 笑)

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

台湾香腸(ソーセージ)は独特の甘みと香辛料の香りがして、日本のソーセージとは全く違います。サラミとソーセージの中間のような噛み応えがあり、豚肉と香辛料の旨味がぎゅっとした甘塩っぱい味なので、お酒のおつまみには最高です。

台湾豆腐の醤油煮込みは台湾の定番料理の一つで、日本の豆腐に比べて水分量が少なめのぎゅっとした台湾豆腐を、甘辛い濃口の台湾醤油で煮込んだ料理です。ご飯のおかずにも合いますし、お酒のお供にもぴったりです。

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

台湾夜市の定番おやつ、地瓜球(さつまいもボール)もあったのでもちろん食べました。地瓜球はサツマイモとタピオカ粉を混ぜた一口サイズのタネを油であげたスナックで、外はカリカリ中はモチモチの食感は病みつきになります。お店によって味付けや色が少しずつ違うので、色んな夜市で地瓜球を食べ比べするのも楽しいです。

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

そして演奏者のステージ入れ替えの時間は、来場者の「キス企画」があるのです!ライブ演奏中はステージを撮影している会場カメラマン(ハート枠下に”SSCAM”と表示されています)が、ランダムに会場にいる来場者のペアをカメラで捉えて、画面スクリーンに映し出されたペアはその場でキスしないといけないのです。もちろん会場全員が画面スクリーン越しに見ています。笑。

ペアはカップルや夫婦もいれば、親子や犬まで映し出されることもあります。爽やかに軽くキスするペアもいれば、片方はキスしようとしても相手が嫌がったり、照れながらも最終的にはキスしたり(キスするまでカメラは動かずに待ち続けます)、私達は友人同士だから無理だというジェスチャーで全力で断ったり、子供がパパへキスする可愛い映像が見れたりと、様々なバリエーションで会場はめちゃくちゃ盛り上がりました。

【2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival】

毎年10月下旬に行われる「台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節・Taichung Jazz Festival)」は入場無料なので、是非タイミングが合えば足を運んで見てください。もちろんこのジャズフェスのために台湾旅行する価値もあります!

2019台中ジャズフェスティバル (台中爵士音楽節)・2019 Taichung Jazz Festival

  • ジャンル:イベント、音楽イベント、ジャズフェスティバル
  • エリア:台中
  • 住所:No. 163-1號, Gongyi Road, West District, Taichung City, 台湾 403
  • 時間:10月11日(金)~10月20日(日) 平日17:00-21:30 休日15:00-22:00
  • 会場:
    メイン会場-台中市西区市民広場、草悟道
    海線-港区芸術センター清水広場(10/12)
    山城-豊原芸文館演芸庁(10/13)
    屯区-霧峰立法院中部弁公室園区(10/19.20)
  • URL:http://www.taichungjazzfestival.com.tw/2019/tw/index/index.html