Christmas Dinner Home Party! 2019【クリスマスディナーホームパーティー!】

クリスマスパーティー, Christmas Party

今年のクリスマスイブは、シェアハウスの友人達とホームパーティーをしました。今年からクリスマスイブが祝日ではなくなってしまって仕事だったので、クリスマスはしっぽりと過ごすことになりそうだなあと考えていたら、フランス人の友人が盛大なクリスマスディナーを企画してくれました。

華やかにクリスマス仕様にデコレーションしたテーブルには、手作りのご馳走がたくさん並びました。

フライドチキン、ベイクドポテト、焼き野菜のグラタン、野菜のキッシュ、ピリ辛ソースを付けて食べる一口ミートパイ、豆のトマト煮込み、クリームチーズとツナのディップ、マッシュドポテト、インゲン豆のロースト、スイートポテト、ハーブとチリソーセージ、生ハム・サーモン・チーズ・アボカド・オリーブ・プチトマトなどをバゲットにのせたピンチョス…
など、ご覧の通りの料理の品数です。

“Merry Christmas!!!”とワインで乾杯して、クリスマスソングを流しながら、みんなでワイワイ盛り上がりました。

クリスマスパーティー, Christmas Party

ちなみに、皆さんにとってのクリスマスイブはどのようなイメージでしょうか。日本のクリスマスと言えば、家族というよりも「カップルのイベント」というイメージが強いかと思います。街中もカップル向けのディナープランやクリスマスイルミネーションなどのイベントも多いですよね。

しかしながらヨーロッパの友人からは、日本のクリスマスは変わっているねとよく言われます。ヨーロッパではクリスマスは「家族のイベント」であり、特にフランス人の友人によると、フランスのクリスマスは年に一度の家族が集結するビッグイベントなのです。

私も小学生の頃はアメリカとイタリアに住んでいたので、毎年クリスマスは家族と一緒に家で過ごしていた経験から、どちらかと言うとフランス人の友人の感覚に近いです。もちろん父親の会社もクリスマスは休みだったのを覚えています。

クリスマスパーティー, Christmas Party

フランス語ではクリスマスを「Noël(ノエル)」と言いますが、フランス人はクリスマスの準備に情熱をかけ、大いに楽しみます。クリスマス休暇で会社は休業となり、クリスマスを家族と過ごすために実家に帰省する人がほとんどで、日本の年末年始の帰省ラッシュに似ています。

日本はお正月に家族や親戚が集まってお祝いしますが、フランスは逆なのです。クリスマスを家族と過ごし、お正月は友達と過ごすのが普通です。フランスを始めとしたヨーロッパの国々はカトリックなので、家族で教会へ行くこともクリスマスの大切な行事の一つです。お正月を盛大に祝う日本、クリスマスを一大行事とするフランス、文化と宗教の違いを感じます。

クリスマスパーティー, Christmas Party

またクリスマスは家族だけでなく、友人やお世話になった人へクリスマスカードを送る習慣があります。これは日本の新年を祝う年賀状の習慣と似ています。

家族との幸せな時間をとても大切にするフランスのクリスマス、そんなフランス人の友人が「クリスマスはみんなでご馳走を食べて盛大にお祝いしないと!」と張り切って企画してくれたわけです。シェアハウスの友人達と家族のようにNoël(ノエル)を過ごすことができて、幸せいっぱいのクリスマスイブでした。

最後にちょっと料理の紹介を。

クリスマスパーティー, Christmas Party

クリスマスツリーに型取った可愛いマッシュドポテト。

他にもフランス人の友人が作ってくれた「クリームチーズとツナのディップ」をクラッカーにのせて食べるおつまみは、フランスでは食前のアペリティフの定番のおつまみだそうです。これが家のパーティーで出てくると、いかにもフランス人の家だなと思うそうです。簡単な材料でできる上に、クリーミーで濃厚な口当たりがシャンパンやワインにも合うので、覚えておきたいレシピです。但しフランス流だと、クリームチーズはKiriのブランドでないと味が決まらないらしく、友人はわざわざスーパーでKiriを探し回っていました。

クリスマスパーティー, Christmas Party

本場のフランスでは、クリスマスケーキはブッシュ・ド・ノエル(直訳すると”クリスマスの薪”です)という薪のような形をしたチョコレートケーキが主流ですが、ここは日本スタイルで円形の苺のショートケーキ。

あまりの料理数の多さに驚きましたが、フランス人の友人からすると本場フランスのクリスマスディナーと比べると、これでもまだまだ足りないとのことでした。日本のお正月に食べきれないほどのご馳走をお母さんが作って用意してくれるのと同じように、フランスのクリスマスでは大ご馳走をみんなで食べるのが当たり前なのだそうです。

これだけのご馳走、みんなで楽しい時間を過ごして食べ終わる頃には、もうすでに夜中になっていてお腹いっぱいになりました。同じクリスマスでも、フランスと日本では過ごし方が全く違って、文化の違いは面白いですね。